相続税はどれくらいの財産があるとかかるのですか?また、いくらぐらいかかるのですか?
2017.06.07
財産があるからといって、すべてのケースで相続税が発生するわけではありません。
取得した財産価額の合計額が基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人の数)を上回った部分に対して課税されます。
財産には、預貯金や有価証券だけではなく、不動産なども含まれます。
かかる税金ですが、取得割合や配偶者の税額軽減制度の利用、小規模宅地の減額制度の利用などによって異なるため、一概にいくらかかるとは言えません。
相続税は、いわゆる「遺産のたくさんある人」に対する税金ですから、平均的な資産を持つ家に対してはほとんどかかることのなかった税金です。
しかし、平成25年の法改正により、従来は相続税の対象にならなかった資産5,000万円~1億円程度の層も、遺産の内容によって課税対象になるケースもあります。
また、亡くなった方が想像していた以上に財産を持っており、遺族がそれを把握していなく、揉めることもあります。
大切なご家族や身内のためにも、予め財産の状況は近しい人に話しておく、また遺言を書いておくなどしておくのが望ましいでしょう。