税務署から「相続税についてのお尋ね」が送られてきました。
2017.06.07
税務署が遺族に対し、それなりの遺産があることをある程度は把握していても、相続税がかかるかどうか明確になっていない場合は、「相続税についてのお尋ね」が送付されてくるケースがあります。
この場合、まずは遺産の総額を把握することが大切です。
お尋ねレベルだからといって放置したり、相続税がかからないように適当な金額を記入して提出してしまう方もいらっしゃいますが、その後税務調査が入り、結果的に相続税が必要になることも少なくありません。
また、相続の有無が生じた数年後にこうした「お尋ね」の書類が届いた場合は、期限内に相続税の申告がされておらず、なおかつ税務署が相続の申告が必要であると判断しているケースが多いため、できるだけ早く税理士などの専門家に相談したほうがよいでしょう。
この際、税務署に直接問い合わせても、明確な回答は得られないケースが多いです。
いずれにしろ、相続に関する書類が届いたら、専門家に相談することがスムーズな解決への一番の近道だといえるでしょう。